見たら驚くアメリカスーパーの「ショッピングカート」!
日本と違うサイズ感、種類の多さ、かわいさ!
しかもアメリカスーパーのカートは、高齢者や体の不自由な方にとても親切です。
こんなカートを使って便利で快適にお買い物!
「アメリカスーパーのカート事情」を知れば、その背景にあるアメリカ文化も分かる!
スーパーのカートから見える「アメリカと日本の違い(生活スタイル)」も一緒にチェックしましょう。
もくじ
大きいショッピングカート
まずこちらは、日本でもお馴染みのCOSTCO(コストコ)のショッピングカート。
日本に住んでいてコストコに行くと、「コストコってカートが大きいなぁ」なんて思いませんか?
日本の大型スーパーでも、買い物カゴがぴったり収まるような大きさのものが多いですよね。
でも、アメリカではこれが平均的サイズ。
アメリカの平均的なスーパーのショッピングカートの大きさは、日本の数倍あります。
ふと不思議になりますよね。
なぜアメリカのカートはどれも大きいのか?
カートが大きい理由①
日本でコストコに行くと、高い天井、広々とした通路などアメリカらしさを感じることもありますよね!
でも、アメリカの大型スーパーはどこに行ってもそんな感じです。
そこに「カートが大きい1つ目の理由」が隠されています。
それは、「アメリカのスーパーは、大きなショッピングカートが使えるほど広い」ということです。
大きなカートがラクラク並行して通れるほど、アメリカスーパーの通路は広々しています。
日本のカゴがちょうど入るサイズのカートは、アメリカでは小さいサイズとして使われています。
でもカゴをカートに入れる必要はなく、カートに食料などを直接入れれます。
こちらはWalmart(ウォルマート)という、アメリカでは誰もが知るスーパーマーケットのカートです。
奥にあるものがウォルマートでの通常サイズで、コストコとサイズは大きく変わりません。
手前のものには、2人がけの椅子がついています!
大人なら1人、子供なら2人座れるようになっています。
カートが大きい理由②
「カートが大きい2つ目の理由」は、アメリカでは「まとめ買い」する人が多いということ。
日本ではその日分だけの食材を、毎日スーパーへ買いに行かれる方も多いですよね!
お魚やお野菜などの鮮度を気にされて、その日分の出来合いのお惣菜がほしいなど様ざまな理由でスーパーに通われます。
まとめ買いしたとしても、1週間分以上される方はなかなかいらっしゃらないと思います。
でもアメリカではよくみる光景で、冷蔵庫も大きいです。
まずアメリカには、日本で売られているような小さい冷蔵庫は売っていません。
一番小さいサイズでも、日本の平均的な冷蔵庫サイズくらいあります。
2から4人のファミリーであれば、1週間分くらいまとめ買いしても余裕ですべての食材が収まります。
一軒家にお住いの方は、予備冷蔵庫や冷凍庫をもっているかたもいらっしゃいます。
まとめ買いする人が多いアメリカでは、カートは大きい方が便利なんですね!
追加ですが、アメリカでスーパーに行くときはほぼ皆車で出かけます。
大きなカートで好きなだけ買っても、車に乗せられる量であれば問題ありません。
日本は都心に住んでいらっしゃる方であれば、徒歩か自転車ですよね!
沢山買ってしまったら持ち帰るのが大変。
そのため、大きなカートがあってもたくさん買う方はあまりいらっしゃらない。
アメリカではたくさん買える環境がそろっています!
バリアフリーなカート
体に不自由があり、スーパーを歩き回るが困難な方用の「電動カート」です。
通常のカートの近くに置いてあるので、プラグをぬいて誰でも自由に使うことができます。
スーパーによってスタイルは変わりますが、アメリカスーパーには必ずといってよいほどあるものです。
使い方は簡単で、アクセルとブレーキもすべてハンドルで操作できるようになっています。
体に不自由がある方へのカートサービスは、これだけではなく色々な種類があります。
こちらは車椅子にカートがついているもの。
車椅子を自分でおしながら、ショッピングカートも押すなんて大変ですよね。
これならカートが車椅子についていてコンパクトなので、小回りもらくらく!
電動カートの操作が不安な方にもおすすめです。
スタンダードな車椅子の貸し出しサービスもあります。
家族でお買い物をする場合など、一緒に見てまわることができます。
愛用の車椅子があり、お買い物もされたい方用の「車椅子用の外付けカート」。
これをつければ、車椅子とカートを一緒に押すという困難から解放されます。
日本のカートも進化していて、傘立て、バッグかけ、ブレーキなどがついているものを見かけたことがあります。
高齢者や体の不自由な方向けというよりも、誰もが使いやすいカートの工夫が多いように思います。
お年寄りが多い日本ですが、スーパーのカートは彼らが歩ける前提で作られているものが多く、なんとも頼もしいです。
でもアメリカは、年齢に関わらず「サポートが必要な方」へのサービスがかなり進んでいます。
しかもサービスはカートだけにはとどまりません。
事前にお願いしておけば、スーパー入口付近でご自身のお買い物が受け取れるサービスまであります。
スーパーを歩き回る手間はなく、お会計だけを済ませれば完了です。
スーパーだけでなく、サポートが必要な方への工夫はアメリカ全体でされています。
幼児用カート
最近では一部の日本のスーパーでも見かけるようになりましたが、アメリカには昔からあります。
チャイルドシートがついているだけではなく、子供が楽しめる作りになっています。
子供たちは歩く必要もないのでラクラク!
地面に近いところに乗り込めるもの。
大人の目線で乗せれるもの。
タクシーだったり、パトカーだったり、デザインがスーパーによって違うのも楽しいですよね!
シートベルトもついていて安全です。
この幼児用カートがあると、スーパーでのお買い物がかなり快適なものになります。
ショッピングモールでは、有料のカートが借りられます。
ショッピングカートは文化や生活、またはその国の事情により、それぞれ求められる形に収まっているのがなんとも興味深いです。
どんな不便さがあり、どんな風にそれを改善できるのか。
日本もアメリカも高齢者やバリアフリーに対する改善が求められますが、それぞれ解決策が異なるのも面白いです。
ショッピングカート事情から見るアメリカ。
お楽しみいただけましたら幸いです。