高校三年生の時のお話です。

特別に興味のあるものがなく、やりたい事がなかった私。

進路調査書を渡され、なんとなくこう書きました。

「アメリカの大学に進学希望」

三社面談でその目的を聞かれ、「英語が話せるようになりたいから」と答えました。

すると私の中途半端な理由に腹を立てた担任の先生に、「そんな理由では絶対失敗する!」と一喝されてしまいました。

「英語が話せるようになりたいからでは、絶対にアメリカの大学なんて卒業できない」と、長々と親の前でお説教を受けました。笑

そこでふと思いました…

「英語が話せるようになりたいから」という目的でアメリカの大学に留学したらダメなの?

英語の成績が良かったわけではありません。

高校を卒業したら何がしたいか?

「英語が話せるようになったらいいな」とふと頭によぎりました。

そして当時観ていたドラマの舞台が、アメリカの大学という影響もあったのか!

「大学ならアメリカかなぁ」というものすごく単純な思考の末「アメリカの大学に進学希望」と書きました。

そんな私の考えを見透かしていたのか、先生は呆れながら、そんな目的で成功するほど甘くない、考え直せ!と言いました。

確かに「英語が好き」だから「アメリカの語学学校に行く」なら先生も賛成していたかもしれません。

でも「アメリカの大学に留学したい」って、そりゃ先生の気持ちも分からなくもないと今なら思います。

でも当時は、「なんてことを言うの…」とがっかり。

だって、この担任が思うような未来には絶対にならないからです。

担任はお説教で「アメリカの大学を卒業する」=「成功」と考え、その逆が失敗だという考えを私に訴えました。

でも失敗や成功の定義は1つではないはずです。

1つの固まった定義を基に「絶対に失敗する」なんて、そんな事を言った担任の先生にがっかりしたのです。

Success is a journey, not a destination.

「成功は目的地ではなく旅路である」Arthur Asheという1970年代に活躍したテニス選手の名言です。

目的地に行くことばかりに気をとられていたら、そこにたどり着くまでの旅路を楽しむことはできません。

そんな時もし目的地にたどり着けなかったら、何のために旅に出たのか目的を見失ってしまいます。

目的地は旅を始めるための動機であって、ゴールである必要はありません。

一歩踏み出せば、そこには無限の可能性が広がっているからです。

新しいことに挑戦するために、こうでなければいけない目的なんてないと思います。

目的はなんでも良いです。「挑戦しよう」と思う気持ちがあることが素晴らしいからです。

挑戦する限り失敗はないのです。

留学をしたいと挑戦することを選んだあなたは、成功への一歩を踏み出した勇気ある人です。

さて。

この三者面談を機に、アメリカの大学に留学するという「希望」が「絶対的な目標」に変わり、でもどうしようかと悩み始めました。

アメリカ大学に留学するため、英語が話せない私がとった秘策は⇒「大学は留学したい!でも英語が話せないと悩んでいませんか?」

ではまた!